秋彼岸に「えご」と「あらめ」をどうぞ。
秋彼岸(ひがん)の時期になると
食卓にあがってくるのが「えご」と「あらめ」。
どちらも海藻を使ったもので、
内陸である寒河江市には、日本海の海藻(乾物)を売りに
最上川を行商が遡ってきたと伝えられています。
希少な海産物であった「えご」や「あらめ」は
昔からこの時期のご馳走とされてきました。
海藻の乾物を溶かして固めたものが「えご」で、
一般的に酢みそを付けて食べます。
九州では「おきゅうと(お救人)」と呼ばれる通り、
ミネラル分が豊富で、夏バテ予防に重宝されてきました。
「えご」は、固さと粘りのバランスが重要になり、
海藻によってそのバラツキが大きく、いくつかの産地の海藻を取り寄せ
出来を見ながら作っております。
「あらめ」は、海女さんが潜って取ってくる高級海藻です。
その海藻(乾物)を一晩水で戻して、アクやエグミを除いた後、
油・しょうゆ・お砂糖で煮て完成です。
(※各家庭によって味付けは様々です。)
一見すると、こんぶの煮付けのようですが
「あらめ」らしい歯ごたえが特長的です。
夏の疲れはこの時期から出てきますので
夏バテ防止に「えご」や「あらめ」を食べて乗り切りましょう!
2019.09.11:[寒河江市の情報]
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